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春風亭昇太さん(落語家)

2013年6月23日 |

syumputeisyouta.JPG城郭愛好家で、笑点でおなじみの落語家・春風亭昇太さん。
お城にまつわることならなんでもご存知の昇太さんに、お城の事から官兵衛の事まで色々とお話を聴かせて頂きました。


―お城の魅力や面白さとは何でしょうか?


お城には長い歴史があって、目的によっていろんなタイプのものがあるんですね。吉野ケ里遺跡に代表されるような環濠集落も人が集まって防衛する場所ということでいうとお城のカテゴリーに入るんです。ですから時代や目的によって多様なお城があるというところが面白いですよね。
お城というとつい天守閣を頭に浮かべてしまうけど、それはお城の長い歴史の中でいうと最後の1ページであって、天守閣が沢山あったわけではないんです。天守閣はお城の歴史の最後の方のに現れたもので、それ以前は山を削ったり土塁を作ったりと地形で戦っていたんですよね。
日本人は戦国時代が大好きなんですけど、何故かお城っていうと江戸時代のお城に目が行ってしまうという。でも、江戸時代をそのまま中世に当てはめようとすると違うんですよね。社会もそうだし、身分や職業も混沌としていた時代なんです。農民は武装もする農業している人で、侍も農業もする武装している人。こんな時代だったからこそ秀吉が天下統一できたんだと思いますよ。


―官兵衛が秀吉に進言した水攻めや兵糧攻めなどの城攻め手法についてはどう思いますか?


僕のイメージだと、信長や秀吉勢は土木技術に長けた人たちで、このことが水攻めを可能にしたんじゃないかと思います。彼らはお城を攻める時に付城という城攻め用の臨時のお城を沢山つくって標的のお城を取り囲むんですけど、かつて秀吉が攻めた韮山城は付城と土塁と堀と柵とでぐるっと一周取り囲まれていたみたいなんですよね。それはお金がないとできない攻め方なので、土木技術と併せて経済力が非常に発達した集団だったのではないかと思います。だからこういうお城の攻め方はお金持ちの攻め方ですよ。
それで僕、水攻めとか兵糧攻めとかお城を取り囲むやり方は、周囲の在地の領主に対するパフォーマンスも入っていたと思うんだよね。一番簡単でリスクが少ないやり方は敵を味方に引き入れることじゃないですか、その時に「この人たちには敵わない」と思わせると良いわけですよ。「こんな攻め方するんだ、こいつら」っていう(笑)水攻めや兵糧攻めのような攻め方を見せられたら「こいつらには敵わないから降参しよう」ということになると思うんですよね。


130623.JPG公演で地方に行く機会があると、よく会場近くのお城巡りをして来るんだそうです。


―逆に、官兵衛の築城法で気になる点はありますか?


これが官兵衛だ、という縄張りは実はあまり感じられないんですよね。特徴が何かといわれるとすごく困ってしまうんです。お城って作った人の特徴が出てくるものなんだけど、実はこれは完全に官兵衛が作ったという確証があるお城は、中津城の他にいくつかしかないので、官兵衛の築城法を語るのは非常に難しいんですよ。
ただ、河口にお城を築いている例が非常に多いんですよね。つまり立地に優れていたのではないかと思います。お城を建てる時に立地ってとても大事なんですよ。またこれといった特徴がないということは、バランス良く色んな築城法を取り込んで作っていたんじゃないかなとも思うんですよね。
官兵衛っていつ死んでもおかしくないような生涯を送っているじゃないですか、だから人間としてもバランスが良かったんじゃないかなと思う。秀吉が人たらしだったというけれど、官兵衛もそうだったんじゃないかな。兵庫の小さな領主の生まれだから、臨機応変に周りに合わせながら生きていくっていうことは親子代々やってきたと思いますよ。だから世当たり上手だったんじゃないかと思います。


―お城ファンとしての主張などはありますか?


一層、福岡城を大事にしてもらいたい。福岡城は少し樹木が多すぎると思うんです。木の根が張って石垣を壊していている部分もありますからね。緑も大事だけど、史跡を保全するということでいうと、お城には木が生えていない方がいいんですよ。守る側も視界が遮られたらお城の機能を果たさないから、お城は本来木が生えていないものなんです。
福岡城は昔からの櫓が現存している貴重な城跡ですが、そうしたお城って本当に少ないんですよ。僕はお城が大濠公園の方から見えた方が良いと思うんです。大濠公園の前の木だけでも伐ったら、市民や観光客は大濠公園でお茶を飲みながら福岡城の見事な石垣を見ることができるわけですよ。
あれだけ大きな街中にあれだけ大きな史跡があるって素晴らしいじゃないですか、しかも現存する櫓なども残っている。この歴史的価値をちゃんと福岡の市民の人たちが生活の中で共有しようと思ったら、あの木をもう少し管理して史跡と街と緑を両立させる方法があるんじゃないかと思います。官兵衛と同じですよ、バランスが大事です(笑)


―ありがとうございました。


【春風亭昇太】
落語家。静岡県静岡市(旧清水市)出身。人気TV番組『笑点』大喜利レギュラーとして活躍するほか、舞台やドラマなど幅広く活動する。芸能界きっての城好きとして知られ、お城の魅力を広めるべく城郭関係のイベントや番組にも登場する。
◆春風亭昇太公式サイト
http://www.shunputeishota.com/index.html



【メッセージ一覧】
◆重野なおきさん(漫画家・『軍師黒田官兵衛伝』作者)
◆春風亭昇太さん(落語家・城郭愛好家)
◆クリス・グレンさん(タレント・DJ・戦国歴史愛好家)
◆Y氏(ブロガー)×岡部定一郎さん(郷土史研究家)
◆高橋伸幸さん(月刊『歴史人』編集長)
◆美甘子さん(歴史アイドル)
◆中村高志さん(大河ドラマ『軍師官兵衛』プロデューサー)
◆母里忠一さん(母里太兵衛末裔・柳生新影流師範)


   

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