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重野なおきさん(漫画家)

2013年5月31日 |

shigeno.jpgヤングアニマルDensiにて『軍師 黒田官兵衛伝』を連載中の漫画家・重野なおき先生。
他の誰も真似のできないスタイルで歴史ギャグ漫画を描く重野先生に、官兵衛のことから漫画のコツまでお話を聴かせていただきました。


―『軍師 黒田官兵衛伝』を描こうと思ったきっかけを教えてください。


編集部から「来年に向けて官兵衛漫画どうですか?」とお話を頂いたんです。既に連載している『信長の忍び』の中でいずれ官兵衛も出すんだろうけど、ちょっと本筋とずれるし、せっかく良い武将なのにあんまり出せないなと思っていたので「良い話もらった!」と思って。あと、周りに先にやられたら悔しいので引き受けました(笑)
もともと歴史は子供の頃から大好きで、連載に当たって官兵衛のことを調べてみるととてもドラマチックだなと思いました。だって、結構ミスが多い(笑)ミスが多いけど、決して頭が悪くてミスした訳じゃないし、しかもそれを挽回する力もある。特に荒木村重に捕まったエピソードなんかはドラマチックですよね。例のごとく城が落ちて救出されて、そこから本当の活躍が始まる、というストーリーはヒーローそのものですね。天才だけど苦労人。描き手からすると描き甲斐がある人物です。
よくあるスピンオフ企画ではなくて、官兵衛だけ読んでも面白いようにします。やったことをわかり易く簡潔に伝えることをテーマに漫画を描いているので、官兵衛のことを全く知らない人が読んでも楽しめる漫画にします。


―作品を通してどの様な官兵衛像を描いていく予定ですか?


官兵衛というと狡猾だとか腹黒だというイメージがあるようですけど、実は僕もそうした先入観が少しあったんですよね。でも調べてみると、官兵衛は自分を高める野心はあるけど、若い頃は天下を取る野心は全然なかったんです。あと、腹黒さなんてなくて、むしろ正義の人だとも思いました。官兵衛はなんだかんだで一度も主君を裏切っていないんですよね。
頭が良いことと、秀吉に恐れられたことと、秀吉に天下取りを勧めたことで若干イメージが黒い方に行きがちですけど、調べてみると人を殺すことは大嫌いだし、部下にもとても優しいし、厳しいところは厳しいし、子供にもいろんなことを言って聞かせて親バカなところもあるし。見た目よりもいい人という点がまた主人公っぽいなと思いました。
だからキャラクターとしては見た目をちょっといかつく描きましたけど、実はいい人で、奥さん大好きで、部下も殺さない。そういう部分も含めて人間味のあるところを描きたいですね。

shigeno2.JPG"ネーム"と呼ばれる漫画の構成を記したもの。『軍師 黒田官兵衛伝』第1話はこのネームから生まれました。


―漫画を描く上で気をつけていることがあれば教えてください。


シリアスな場面もあって、笑いもあるけど、実はあまりふざけたことはやっていないという、戦とか命をバカにする表現は絶対に避けています。それをやると本当にふざけていることになってしまうので。シリアスだけど誰かが何かをやりすぎて、それがずっこけて笑いに繋がるように描いています。難しいんですけどね。みんな一生懸命なんだけど、ちょっとずれてて面白い。という具合に描くのがコツですね。
こないだ『黒田家譜』という黒田家の人々の生涯が書いてある本を買ったんですよ。30年前に発行されて今はもう古本でしか売ってないんですけど、全12巻の内の1~5巻のセットが5万円だったんです。官兵衛のことが書かれているのは1巻なので1巻だけ欲しかったんですけど、バラ売りされていなかったので5万円出しましたよ。しかも現代語訳されていないから読むのが凄くきつい。でも、『黒田家譜』は黒田家関係の本を書く人は必ず読むような一番のタネ本なので、やっぱりこれを買わないと描いちゃいけない気がして、参考というよりは意地で買いました(笑)資料にはお金を使います。やっぱり予めできるだけ史実を知っておかないとだめですよね。


―連載の途中から大河ドラマ『軍師 官兵衛』が始まりますが、どう意識していますか?


今回の大河ドラマは原作がないんですよね。好き放題描いても原作を読んだ訳ではないので、被ってしまっても大丈夫だからよかったと思っています。今回『軍師 黒田官兵衛伝』を描くに当たって沢山本を買ったんです。中には小説もあるんですけど、被りそうなので途中で読むのをやめました。だからもう、大河ドラマとは勝負ですよね。どっちが面白く官兵衛を描けるかっていう。大河ドラマはシリアスな面白さじゃないですか、僕の漫画は明るく楽しく笑えて、それでいてドラマチックな面白さが表現できればいいなと思っています。真面目なところは真面目にやるというのが僕の作風ですけど、隙あらばギャグにします(笑)
今描いている『信長の忍び』は本能寺の変で連載が終わるんですけど、そのあとの歴史も結構面白いので、『軍師 黒田官兵衛伝』でそれ以降の歴史を描きたいなと思いますね。スタートは大河ドラマに合わせたというのはありますけど、それはきっかけで、長いスパンでやりたいですね。


―ありがとうございました。


【重野なおき】
4コマ漫画家。千葉県千葉市に生まれる。2008年よりヤングアニマルにて『信長の忍び』、2012年よりヤングアニマル嵐にて『信長の忍び外伝 尾張統一記』、2013年よりヤングアニマルDensiにて『軍師 黒田官兵衛伝』を連載中。

◆『軍師 黒田官兵衛伝』はこちらから読めます
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【メッセージ一覧】
◆重野なおきさん(漫画家・『軍師黒田官兵衛伝』作者)
◆春風亭昇太さん(落語家・城郭愛好家)
◆クリス・グレンさん(タレント・DJ・戦国歴史愛好家)
◆Y氏(ブロガー)×岡部定一郎さん(郷土史研究家)
◆高橋伸幸さん(月刊『歴史人』編集長)
◆美甘子さん(歴史アイドル)
◆中村高志さん(大河ドラマ『軍師官兵衛』プロデューサー)
◆母里忠一さん(母里太兵衛末裔・柳生新影流師範)


  

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